宇陀地域に適した薬草栽培技術の開発 有望な新規品目について地域に適応した栽培技術の開発を行っています。 ヒロハセネガ ヒロハセネガは初期生育が遅く、雑草害が問題となることから、マルチやセル苗を用いた栽培を検討しています。 マルチの種類がヒロハセネガの生育に及ぼす影響についての検討 カノコソウ カノコソウは北海道や岩手県など冷涼な地域で多く栽培されています。宇陀地域において安定的に栽培するための技術開発に取り組んでいます。 遮光がカノコソウの生育に及ぼす影響の検討
キハダの苗木生産技術の開発 森林技術センターと協力して苗木の効率的な生産技術の開発に取り組んでいます。 現状では、キハダを新植する際、圃場で育成し掘り取った根引き苗やポリポットで育成した苗が利用されています。根引き苗は、定植作業に労力を要し、活着不良が起きやすくなります。既存のポリポット苗はルーピング(過剰な根巻き)を起こしやすく、やはり活着不良が問題となっています。そこで数種類のコンテナやポットを用いて、キハダの苗木育成への適応性を検討しています。 キハダの育苗の検討(左より、ロングポリポット、ポットレスコンテナ、Mスターコンテナ、ペーパーポット)