「認知症へのケア」における「面倒見のいい病院」の役割とは
認知症は、日本に限らず、世界で大きな課題となっています。老化の一環ではなく、65歳未満の若年層にも起きる疾患ですが、認知症に罹患している人たちの90-98%を占めている65歳以上の人たちにとっては特に身近な問題といえるでしょう。
病院は、次のような取り組みを通じて、認知症の人たちの尊厳を保ち、その人らしく、できるだけ長い間自立して生活できるよう支援しています。
- 認知症の早期診断への取り組みや予防・リハビリの取り組み、在宅医療・介護関係者との連携等による暮らしを整えるための支援を行う
- 認知症患者が身体疾患や急性増悪時等医療を必要とする場面において、外来・入院受け入れ体制が整っている
- 認知症ケアに関するマニュアル作成や研修を行う
奈良県では、「医療を必要とする認知症患者に、適切な対応を行うことができる病院」を、「面倒見のいい病院」の目指すべき姿の一つとして後押ししています。