住所 三郷町勢野北4-13-1
電話番号(代表) 0745-72-5006
URL:http://www.heartland.or.jp/shigisan/
診療科:心療内科、精神科、神経内科、内科、皮膚科、放射線科、歯科
許可病床数:700床
紹介する「面倒見のいい病院」の取り組み領域
病院と地域で患者さんのこころも身体もつなぐ切れ目のない医療を目指しております
病院の概要
当院は奈良県下の精神科病院では最大病床数(700床)の病院で、80年余年の歴史があり、認知症疾患医療センターをはじめとする多彩な関係施設を有し、地域ケア体制を充実させています。また日本認知症学会の専門医教育施設でもあり、認知症専門医育成教育にも力を入れています。
心療内科、精神科、神経内科、内科、皮膚科、放射線科、歯科、認知症疾患医療センター(オンライン認知症カフェ実施中)、MCI(軽度認知障害)のデイケアにおいて多彩なプログラムを実施しています。
「子どもと大人の発達センター」では患者さんを年齢で区切ることなく長期にわたって診ることが大切であると考え、発達の段階に応じた適切な診断や治療を行っています。
取り組みのきっかけ
現在、国内では内科病棟で認知症を診ることができる病院は少なく、たとえ診ることができても入院時には「24時間付き添ってください」と言われることもあります。しかし、共働き家庭が増える中、対応するのは難しいです。また、従来の精神科病院には内科などの身体科を診る医師がほとんどいないのが実情でありました。
そのため当院では身体合併症がある認知症の患者さんを診ることができる体制を整えました。内科、放射線科、歯科の常勤医のほか、整形外科、皮膚科、泌尿器科の専門医が精神科医と協力をしながら患者さんを診ます。
また、身体合併症の中でも特に問題となるのが、がんです。当院では認知症で末期がんの患者さんの疼痛コントロールをしながら終末期医療にも関わっています。
認知症患者だけでなく、高齢化によって他の精神疾患の患者さんにも身体合併症が増えています。精神科病院といえども「精神科しか診ることができません」では社会に求められる医療サービスを提供しているとは言えないと考えています。
「面倒見のいい」内容
これから人生100年時代を迎え認知症の患者さんも今後ますます増加すると言われており、いかに予防するか、また診断されたとしても生活しやすい環境の整備や認知症になったご本人やご家族をサポートしていくことの重要性が高まっています。
また、医療の原点は「患者さんやご家族に寄り添い、生活の困りごとを改善すること」だと考えています。当院は患者さんやご家族が望む暮らしを実現するための工夫を一緒に考えるという姿勢を大切にしています。
認知症と診断されたらすぐに介護が必要になるわけではありません。病状を正しく評価するだけではなく、少しでも長く、その人らしさを大切にしながら、ご本人とご家族が心穏やかに過ごせるようにハートフルな支援ができるようチーム一丸となって努めて参ります。
ご安心のポイント
認知症の診断・治療は当院にご相談ください。安心してご自宅での生活を送れるよう、地域に根差した医療を提供します。
安心ポイント(1)【専門医療相談】
専門性のある相談員がご本人・ご家族や関係機関から認知症に関する相談をお受けします。
安心ポイント(2)【鑑別診断と治療方針の決定】
医師による診察、頭部CT・MRI検査・心理検査などを行い、治療方針を決定します。
安心ポイント(3)【かかりつけ医との連携システム】
診療情報提供書をご持参いただくことで、当院での鑑別診断・治療方針の決定後は通院中のかかりつけ医の医療機関で処方を受けることが出来る場合があります。
医療・介護関係者へのメッセージ
研修会、啓蒙活動
地域の医療関係者や支援者に向けての研修や広く認知症について知ってもらうための啓蒙活動を実施しております。
地域の関係機関との連携
地域の医療機関や地域包括支援センター・保健所などと連携しネットワークづくりを行います。
取組に関する問い合わせ先(部署名)
認知症疾患医療センター
住所 三郷町勢野北4-13-1
電話番号(代表) 0745-72-5006
URL:http://www.heartland.or.jp/shigisan/