「QOL・自己決定の尊重・支援」における「面倒見のいい病院」の役割とは
病気や怪我になっても自分らしい人生を歩めるよう、医療・ケアの専門家たちは、みなさまの人生観や価値観に基づくご希望に沿った医療やケアを通じて、みなさんやみなさんのご家族をサポートしています。
病院は、次のような取り組みを通じてみなさんの「自分らしさ」を支える役割を担っています。
- 患者様や患者様ご家族の精神的、身体的な痛みに対して、早期から緩和ケアを実施すること
- 病気の節目、入退院の節目に、在宅医療・介護関係者と一緒に将来の医療及びケアについて、 本人を主体に、そのご家族や近しい人、医療・ ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、本人による意思決定を支援するプロセスの場面をもち、地域につなぐ取り組みを行うこと
- 身体拘束を行わないこと、徹底するための組織づくりを行うこと、など
奈良県では、「人生の最終段階における医療に関して、県民のみなさまの尊厳を守ること、みなさまが望む生き方・意思決定を一緒に考えていける病院」を「面倒見のいい病院」の目指すべき姿の一つとして後押ししています。