住所 奈良市三碓町2143-1
電話番号（代表） 0742-51-8700
URL：http://www.naraseibu-hp.com/
診療科：内科（消化器・循環器・呼吸器）、脳神経内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、肛門外科、脳神経外科、皮膚科、放射線科
許可病床数：117床
紹介する「面倒見のいい病院」の取り組み領域
通院ができない人も最期まで支える病院
病院の概要
当院は、開院から60年を機に、当地奈良市三碓町に移転して15年目を迎えます。地域のみなさまと歩んだ10数年、みなさまの御要望に応えるべく医療内容の充実に努めてまいりました。今後は今までに増し地域に必要なケア、地域と共生する病院をめざし努力を続けてまいります。
2階は一般急性期病床42床、地域包括ケア病床17床、3階は障害者施設一般病床58床、併せて117床の病院です。
取り組みのきっかけ
病院の在りようを変えていく為には何をするべきか、どういう医療を地域に提供していけばよいのかを考えた時に、医療と介護が協力すれば病院の在りようを変えていけるのではないか、それはまさに在宅医療であると確信し取り組んでいくこととなりました。
在宅医療が当たり前になっていけば、その患者さんやご家族のご希望にしっかりと応えられるとともに、病院での治療を必要な場合も、スムーズな入退院支援ができると考えたことがきっかけとなりました。
「面倒見のいい」内容
断らない、逃げない、見放さない、いつでもすぐに、誠実にどんな末期の患者さんであろうと、絶対に治療を断ることをしません。途中で放り出すこともしません。見捨てることもしません。最後の最後のその時まで徹底して患者さんに向き合います。365日24時間連絡がとれます。
ご本人が自宅で最期を迎えたくても、お世話をするご家族が高齢者であったり、病気を抱えていたり、仕事をしていたりすることもあります。そのような心配事の相談にのります。ご本人やご家族のストーリーを話してください。話をお聞きすることで、病気だけでなくその人らしさとご家族を、在宅医・訪問看護・介護職といったチームで支えます。
病院の病棟で行える診療をいたします。例えば、がん末期で腹水や胸水が溜まってきましたらご自宅で穿刺（せんし）して抜くこともいたします。
ご安心のポイント
訪問診療に入っている患者さんは緊急往診いたします。救急車を利用される場合は必ず断らずベッドをご用意いたします。
在宅医療を希望していたものの、病状の変化にご家族が焦り、救急車を呼んでしまうことがありますが、それをしてしまうと病院で最期を迎え、ご家族の後悔が残る場合があります。奈良西部病院の在宅医療は、そのようなことが起こらないよう、亡くなる前は呼吸の仕方や意識の深さが変わることなど、死期が迫った際の身体の変化をあらかじめお話いたします。その話を聞いておかれると落ち着いた対応ができます。知っておくと役立つ終末期の心構えを学ぶことができます。
お孫さんと会う時間が大切ならば、その時間に痛みが出ないようにするなど大切にしたい過ごし方や価値観を共有いたします。
医療・介護関係者へのメッセージ
訪問診療の問い合わせや紹介があると専門スタッフが伺い、在宅医療や医療保険・介護保険について説明し、患者さんの症状やお住いのエリアなどを確認いたします。受入が決まると、必要に応じて関係するケアマネージャーや介護サービス（訪問看護師やヘルパーなど）への連絡・調整も行い、訪問診療が始まります。
医療と介護、一つのチームとなり、行き場のない患者さんがいたら、絶対に「自分が最後の砦になる」という覚悟を持って取り組んでまいります。
取組に関する問い合わせ先（部署名）
在宅診療部
住所 奈良市三碓町2143-1
電話番号（代表） 0742-51-8700
URL：http://www.naraseibu-hp.com/