住所 宇陀市菟田野松井7番地の1
電話番号(代表) 0745-84-2133
URL:http://www.tsujimurahp.jp/
診療科:内科、脳神経外科、整形外科
許可病床数:66床
紹介する「面倒見のいい病院」の取り組み領域
あきらめない摂食嚥下への取り組みとSDI(外に出ていく医療:Sotoni Deteiku Iryou)
病院の概要
歴史的にも由緒のある地域、奈良県宇陀市菟田野にある医療法人拓誠会 辻村病院は、医療と介護を融合したサービスを提供できる「地域住民にとって面倒見のいい病院」です。
そして患者さんに「またこの病院に頼りたい」と思っていただけるよう、安心安全で良質な医療を提供する病院であるよう、全職員が思いを共有しながら診療にあたっています。
取り組みのきっかけ
当院に入院される患者さんは、ご高齢の方が多くいらっしゃいます。そんな患者さんにとって、「口から食べること」は生活の中で大切な活動になります。
様々な疾患や加齢変化により「口から食べること」をあきらめてこられた患者さんにも、あきらめずに食べる方法を検討できないかという思いから摂食嚥下への取り組みを開始し、試行錯誤を繰り返して現在の形となっています。
口から食べることができ、表情もしっかりされた患者さんをみて、職員もやりがいを感じています。
「面倒見のいい」内容
加齢変化や疾患により、「口から食べること」難しくなった患者さんに対して、その方の状況に相応しい食事形態や、食事摂取の方法を多職種が連携して検討する取り組みを行っています。
また、人生の最後まで食べる楽しみを提供し、より安全に口からの食事を楽しんでいただけるように、短期間の入院で患者さんの飲み込みの状態や、食事形態の調整、食事の姿勢の評価を行う「摂食・嚥下リハビリ評価入院」を行っております。評価内容はご家族や施設の介護スタッフに共有し、ご自宅や施設に戻っていただいた後も食事を楽しんでいただけるようにしています。
2017年からは嚥下内視鏡検査(VE検査)を導入し、喉の状態を今まで以上に詳しく画像で評価できるようになりました。
ご安心のポイント
摂食・嚥下というと言語聴覚士の分野かと思われがちですが、実は多くの職種が「口から食べる」を目標に患者さんに関わりを持っています。
全身状態の維持・改善を図る医師・看護師をはじめ、管理栄養士、食事を介助する看護助手、姿勢や手指の動きを評価する理学療法士や作業療法士、服薬状況の確認を行う薬剤師、在宅や施設に橋渡しをする地域連携センターの職員がそれぞれの立場で、協力をしながら介入を行っています。
施設の介護スタッフやご家族にもわかりやすいように、実際の食事場面を写真や動画を使って共有したりもしています。
医療・介護関係者へのメッセージ
当院の特色ある取り組みとして、「摂食・嚥下リハビリ評価入院制度」がございます。様々な患者さんに対して、最善の方法を検討できるように取り組んでおります。
すべての患者さんに経口摂食をお約束できるわけではございませんが、お知り合いの方でご紹介していただける方がいらっしゃれば、ぜひともご紹介ください。
併せて在宅医療サービスも積極的に行っております。当該地域の方で在宅での療養(在宅診療・訪問リハビリテーション・訪問管理栄養指導・訪問看護 ※別事業者による)を希望される方がいらっしゃればご紹介をお願いいたします。
取組に関する問い合わせ先(部署名)
地域連携センター
住所 宇陀市菟田野松井7番地の1
電話番号(代表) 0745-84-2133
URL:http://www.tsujimurahp.jp/