透析をしている人は一般に感染に対する抵抗力が低下しています。
風邪をこじらせておこる肺炎や、尿路感染、結核などがあります。最近問題となっている院内感染、とくにウイルス性肝炎は注意する必要があります。
以上のように、長期に透析を続けているといろいろな合併症が出現してきます。
医学が進歩して、ダイアライザーの性能も進歩し、新しい治療法や薬が開発され、合併症も克服されつつありますが、患者さん自身の努力で防げる合併症も多くあります。
Ca・P、水分、塩分、カリウムなど食事療法でコントロールできるようになれば、合併症の出現も減ってくると思います。
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