池上古墳・馬見二ノ谷遺跡

1. 池上古墳

馬見古墳群中央群の中でもっとも北側に位置し、乙女山古墳とともに典型的な帆立貝式古墳です。1992年度に範囲確認調査が行われ、後円部が2段築成であることなどが確認されました。出土した円筒埴輪は円形スカシに統一され、黒斑が見られるなどの特徴から乙女山古墳と同時期と考えられます。
池上古墳 池上古墳 航空写真
北エリア冒険広場から臨む池上古墳 航空写真(橿原考古学研究所提供)
調査現場(池上古墳)
調査現場の様子(橿原考古学研究所提供)

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13. 馬見二ノ谷遺跡

当公園の緑道の建設に伴って発見された旧石器時代の遺跡が馬見二ノ谷遺跡です。奈良県内での旧石器時代(約1,5000年前)の遺跡は二上山周辺を除いては少ないことから、貴重な遺跡となっています。また、発掘品の関係からサヌカイトの産出地だった二上山との関係も指摘されています。

二ノ谷遺跡の現状 周縁加工尖頭器(出土品)