馬見古墳群と馬見丘陵公園
馬見丘陵は、香芝市・広陵町・河合町など2市3町に跨る標高70m程度の低い丘陵地で、南北約7km・東西約3kmの区域です。また、丘陵一帯は馬見古墳群のエリアで、古墳の集積地となっています。
昭和40年代後半より丘陵西部では真美ヶ丘や西大和ニュータウンなどの大規模宅地開発が始まりましたが、丘陵東部に位置する馬見丘陵公園は、これらの開発から自然や古墳群を保全するため、昭和59年8月に都市公園(広域公園)として計画決定し、同年度より公園事業に着手しました。
馬見古墳群は奈良盆地における佐紀盾列古墳群、大和柳本古墳群と並ぶ大和3大古墳群の1つで、4~5世紀に築造されたものが多く、250基を超える大古墳群です。
馬見古墳群の一画にある当公園内には、池上、乙女山、倉塚、ナガレ山、別所下、狐塚古墳などの多くの古墳が保存され、このうちの2箇所が史跡指定されています。
馬見丘陵公園の古墳について詳しくはリーフレットをご覧ください。
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公園内外に見られる古墳群
表1 主な古墳等の概要
No. |
史跡名称 |
形式 |
墳丘長(m) |
築造時期 |
備考 |
1 |
池上古墳 |
帆立貝式古墳 |
92 |
5世紀前期 |
|
2 |
乙女山古墳 |
帆立貝式古墳 |
130 |
5世紀前期 |
国指定史跡 |
3 |
倉塚古墳 |
前方後円墳 |
180 |
5世紀前期 |
|
4 |
一本松古墳 |
前方後円墳 |
130 |
5世紀後期 |
|
5 |
別所下古墳 |
円墳 |
60 |
4世紀後期 |
|
6 |
ナガレ山古墳 |
前方後円墳 |
105 |
5世紀前期 |
国指定史跡 |
7 |
巣山古墳 |
前方後円墳 |
220 |
4世紀末 |
国指定特別史跡
(公園区域外) |
8 |
狐塚古墳 |
帆立貝式古墳 |
86 |
5世紀前期 |
|
9 |
三吉2号墳 |
帆立貝式古墳 |
90 |
5世紀後期 |
|
10 |
タダオシ古墳 |
前方後円墳 |
48 |
5世紀前後 |
|
11 |
文代山古墳 |
方墳 |
48 |
5世紀後期 |
(公園区域外) |
12 |
カタビ古墳群 |
円墳など |
20など |
5世紀中期など |
4基の古墳で構成 |
13 |
馬見二ノ谷遺跡 |
- |
- |
旧石器時代 |
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