BSEスクリーニング検査

BSE(牛海綿状脳症)を疑う症状が認められた牛について、高感度なスクリーニング検査を行います。

※めん羊・山羊のTSE(伝達性海綿状脳症)にも同様に対応します。


<採材>
異常プリオンが蓄積する延髄の「かんぬき」部を検査材料として採取します。

検体



<異常プリオンの精製>酵素や熱処理で正常プリオンだけを分解させ、異常プリオンを残します。

BSE検査1



<異常プリオンの検出>プレートに各検体を入れた後、異常プリオンがあれば発色する抗体を入れます。

BSE検査2



<判定>抗体を反応させた後、色の濃さを機械で判定し、読み取った数値で判定します。陽性の場合は国が指定する検査機関に検体を送り、確認検査を行います。

エライザ

     
※検査結果陽性の場合、枝肉、内臓、皮、その他・・1頭すべてを廃棄処分します。