奈良県では糖尿病性腎症等の重症化による人工透析への移行を防ぎ、県民の健康増進と医療費の増加抑制を図ることを目的として医療関係者が協力して取組を進めています。
奈良県糖尿病性腎症重症化予防プログラム
奈良県では、保険者による糖尿病性腎症の重症化予防の取組を推進していくため、奈良県医師会、奈良県糖尿病対策推進会議と連携し、「奈良県糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を策定し、運用しています。(平成29年度策定、令和元年・令和6年度改定)
本プログラムでは、奈良県内の保険者において、その実施が容易となるよう、取組の考え方や具体的取組例などを示しています。
奈良県糖尿病性腎症重症化予防プログラム(pdf 2154KB)
別紙1(doc 50KB) 別添1(docx 44KB) 別添2(docx 33KB)
奈良県糖尿病診療ネットワーク
策定の背景
糖尿病は放置すると、網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、患者の生活の質を著しく低下させるのみならず、医療経済的にも大きな負担となることが問題となっています。
令和5年末における奈良県の慢性透析治療の患者数は3,525人、新規透析患者数は491人で、うち原疾患が糖尿性腎症の患者割合は41.5%となっています(日本透析医学会資料)。
2023年日本透析医学会統計調査報告書(pdf 673KB)
各年新規透析導入患者(患者調査票による集計)(pdf 162KB)