調査の目的
奈良県では女性の有業者の割合が全国最下位となっていることから、女性の就業等に関する意識や実態を把握し、今後の施策の検討や実施をする際に活用させていただくために本調査を実施しました。
調査概要
調査地域:奈良県全域(全市町村)
対 象 者:20歳以上50歳未満の女性
対象者数:3,000人
調査期間:平成21年8月17日~平成21年8月31日まで
調査方法:調査票による本人記入方式、郵送調査方法
回収結果
有効回収数:1,369件 有効回収率:45.6%
主な調査内容
奈良県の女性が「働く意欲があるのか? 働けないのか?」「なぜ働けないのか?」「どのような条件であれば働けるのか?」を把握するために、「就労の実態について」「女性が働き続けるために必要なもの」「女性の生き方の理想と現実について」等を調査した。
主な調査結果
- 有業者割合は全国最下位であるが、今回の調査では回答者の約8割が働く意欲を持っているという回答結果を得た。
- 働き方の現状として、25~29歳までは正規職員の割合が最多であるが、30~39歳は正規職員と無職の割合が拮抗し、40歳以上ではパート・アルバイトの割合が最も多くなっている。
- 女性が働く上での主な不安や悩みとしては、「仕事と家庭の両立が難しいこと」「健康や体力について」「育児や介護などの休暇が取りにくい」等があげられている。
- 夫や家庭に対しては、「夫の理解や協力が必要」との回答が65%以上となっている。
- 再就職や転職を望む女性のうち、子どもがいる方々の50%以上が県内での就労を希望している。
- 「結婚・出産後も辞めないで仕事を続ける」という生き方が《理想》とする回答は38.4%であるが、≪現実≫に実現できているのは21%、また、「結婚せずに仕事を続ける」を《理想》としたのは、1%であるにもかかわらず《現実》は9.3%となっており、≪理想≫と≪現実≫で大きなギャップが生まれている。
- ≪理想≫と≪現実≫のギャップに見られる女性の未婚率の増大は、少子化の一因とも考えられる。
調査結果報告書
「女性の就業等意識調査」報告書(概要版)
(約2.3MB)
「女性の就業等意識調査」報告書
【分割ファイル】
表紙~調査の概要
(約304KB)
調査結果
回答者について
(約154KB)
就労の実態について
(約2.33MB)
女性が働き続けるために必要なもの
(約4.03MB)
女性の生き方の理想と現実
(約468KB)
男女平等について
(約599KB)
調査の総括
(約327KB)
その他の回答
(約255KB)
調査票
(約760KB)