犬を選ぼう

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犬を選ぼう

 
 犬を飼おう!と決めたあなた。では、どんな犬を飼いますか? 犬と一口に言っても、種類によって大きさから性格、かかりやすい病気までいろいろな特徴があります。
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大きさ  オス・メス  毛の長さ  性格  年齢  病気


大きさ

 60キロを超える大型の犬もいれば、成犬になっても3キロにもならない犬もいます。大きさによって、飼育スペースやエサの量(ウンチの量も!)が違うのは当然ですね。見た目のかっこよさや流行で種類を選ぶと、犬にとっても人間にとっても不幸な結果が待っているかもしれません。犬を飼う場所や飼い主の体力によって、飼える大きさかどうか…成犬になった時の大きさをよく考えて選びましょう。

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イメージ:大きい犬と小さい犬


オス・メス

イメージ:雄と雌
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 犬はオスもメスも手術(避妊・去勢)をして飼うのが基本です。手術の代金はメスよりもオスのほうがやや安い傾向がありますが、犬の一生の間にかかる費用から考えれば、たいした違いではありません。ただし、顔つきや体つきは、オスならがっしりとしてたくましく、メスならオスよりはほっそりとしてやさしげな犬になるかもしれませんね。
 一般的に、性格はメスのほうが従順で、しつけもしやすく、飼いやすいと言えるでしょう。


毛の長さ

 長い毛は手入れをしっかりすれば美しく、目を楽しませてくれます。ところが、少しでも手を抜くと、あっという間に汚れて不潔になってしまいます。長い毛の犬を選ぶ場合は、飼い主が時間をかけて手入れをすることができるか(または、まめに犬の美容院に連れて行くことができるか)もう一度考えてみましょう。

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イメージ:毛の長い犬


性格

 犬の性格は人と同じく犬それぞれ。それでも種類によって、おっとりした犬、やんちゃな犬、頑固な犬、神経質な犬、我慢強い犬、よく吠える犬など、ある程度の特徴があるものです。飼い主の家族構成や飼育スペースにあった種類の犬を選びましょう。

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年齢

 飼いはじめる時の犬の年齢は、その犬を迎える家庭の状況(家族構成、生活パターン、住環境など)によって適性が異なります。
 例えば子犬には、人や他の犬(同居の犬や、近所の犬)との関係作りや基本的なしつけをする十分な時間を持つことができる家庭が望ましいといえます。逆に、小さな子供のいる家庭は、子供が子犬を扱う際に力の加減ができないなど向いていない面があります。
 成犬の場合、犬の体格や必要な運動量などが確定しているため、自分の家庭にあっているかどうかを考えて選ぶことができます。その犬と共に何年暮らすことになるのか、その時の家庭環境はどうなっているかを考えて、適切な年齢の犬を選ぶようにしましょう。

社会化期について
 犬の生後3週間から14週間の間は「社会化期」といって、犬が人や他の犬との関係作りをする大切な時期にあたります。「社会化期」に人や他の犬と接触を持たずにすごしてしまった犬は、成長してからも社会性に欠け、ちょっとしたことでパニックを起こして噛み付いたり、何でも恐がって吠えるようになったり、さまざまな問題行動を起こす場合があります。特に事情がないかぎり、単にかわいらしいからといって、あまり幼すぎる時期に親犬や兄弟犬から引き離すのは問題ですね。
 また、この時期はしつけをはじめる大切な時期でもあります。伝染病の予防(次の病気の項目参照)や人、他の犬とのコミュニケーションなどとあわせて、注意深く接してください。
イメージ:子犬
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病気

イメージ:病気の犬

 犬は種類によってかかりやすい病気がある場合があります。飼いたい種類がきまったら、実際に飼い始める前に、かかりやすい病気について調べてみることをおすすめします。動物病院などに問い合わせてもよいでしょう。
 また、子犬は体力が弱く、伝染病に対する免疫もありません。子犬を飼い始める場合は、家庭に迎えたらすぐに動物病院で健康診断を受け、伝染病の予防計画を立てるなど、健康には十分気をつけましょう。
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