子どもが安心して暮らせるまちへ
交通事故から子どもを守るために
小学生は歩行中、中学生は自転車乗車中の事故の割合が高い傾向にあります。子どもの安全を確保するために次のような取り組みをしています。
主な取り組み
・地域の方々で構成されるボランティアによる登下校時の見守り活動を推進
・警察や教育委員会、道路管理者とが合同で通学路を点検して、信号機や道路標示等を整備
・交通安全教室を開催
・通学路を含めた「ゾーン30」を整備
犯罪被害から子どもを守るために
インターネットに潜む危険性
コミュニティサイト(SNS・無料通話アプリなど)等を介して、性的犯罪の被害に遭う子どもたちが増えています。
児童虐待対策
児童虐待件数は、年々増加しています。
警察では、関係機関と連携しつつ、各種活動を通じて児童虐待の早期発見と保護に努めています。
少年の立ち直りのために
県内では、検挙・補導される少年の総数は減少していますが、非行の低年齢化や再犯者率が上昇する傾向にあります。
警察では、地域住民や少年と年齢の近い大学生ボランティアの協力を得て農業体験等を通じた少年の立ち直りを支援しています。
地域の方と一緒に汗を流す大学生ボランティア。 |
女性が安心して暮らせるまちへ
ストーカー・DV被害から女性を守るために
ストーカーやDVは、事態が急展開して重大事件に発展する危険性が極めて高いことから、警察では警告・検挙により被害の未然防止に努めているほか、次のような取り組みをしています。
主な取り組み
・警察と県中央こども家庭相談センター等が連携して保護対象者の一時避難場所を確保
・緊急時に居場所を発信できる携帯電話機を貸し出し
・専門家と連携し被害者の心のケアを実施
*ストーカーとは、特定の相手に対して「つきまとい等」を繰り返す行為のこと。
DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、配偶者や内縁関係者等から受ける暴力のこと。
性的犯罪から女性を守るために
女性を対象とした強制わいせつは、昨年10月末現在で71件(一昨年同期比プラス78%)と増加しています。通勤・通学等で駅から帰宅途中の女性が被害に遭っています。
主な取り組み
・地域の自主防犯活動の支援
・駅周辺や住宅街・路上での警戒活動や、街頭防犯カメラの設置促進
・防犯ブザーの普及促進
西大和6自治会連絡会(上牧町)による自主防犯活動のようす
犯罪被害者を支援する
犯罪によって身体的または経済的な被害を受けられた方や、そのご家族に対するさまざまな支援に取り組んでいます。
主な取り組み
・情報提供
刑事手続の概要や相談窓口等を案内します。
・公費負担制度
一定の犯罪被害に遭われた方の診断書料等を負担します。
・被害者連絡制度
捜査状況や加害者の処分状況等を連絡します。
・犯罪被害給付制度
犯罪被害者やそのご遺族に給付金が支給されます。
女性被害者に対応するため、女性機動捜査隊員CLOVER(クローバー)が、24時間活動しています。
民間支援機関との連携
なら犯罪被害者支援センターでは、警察と連携し、犯罪被害者からの相談や面談、病院や裁判所への付き添いなどの支援を行っています。
また、県産婦人科医会と連携・協力して性暴力等の被害者のサポートを行っています。
女性の相談窓口一覧
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相談窓口 |
連絡先 |
県中央こども家庭相談センター
(配偶者暴力相談支援センター)
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☎0742-22-4083
月~金曜日 9時~20時 (祝日、年末年始を除く) |
県高田こども家庭相談センター
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☎0745-22-6079
月~金曜日 9時~16時30分 (祝日、年末年始を除く) |
県女性センター
(女性相談コーナー)
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☎0742-22-1240
火~金曜日 9時30分~18時 土曜日は20時まで
日・祝日は17時まで(月曜日が祝日の場合の直後の平日、年末年始を除く) |
(公社)なら犯罪被害者支援センター
必要に応じて臨床心理士、弁護士、産婦人科医等の専門家を紹介します。(一部有料)
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☎0742-24-0(ゼロ )7(ナ)8(ヤ)3(ミ)
月~金曜日 10時~16時
☎0744-23-0(ゼロ)7(ナ)8(ヤ)3(ミ)
月・火曜日 10時~16時《中南和相談コーナー》
(いずれも祝日、年末年始を除く) |
※面接相談もありますので、お問い合せください。
高齢者が安心して暮らせるまちへ
詐欺被害から高齢者を守るために
県内の「振り込め詐欺」などの特殊詐欺被害は55件、被害総額は約3億6千万円(昨年10月末現在)で、被害者の約6割が70代以上の高齢者となっています。
手口は、息子と偽って、現金を振り込ませる「オレオレ詐欺」や、料金の未払いがあると言って、現金を振り込ませる「架空請求」に加え、左記のような手口が急増しています。
地域の民生児童委員と警察官が高齢者宅を訪問して被害防止を啓発
主な取り組み
・高齢者対象の防犯教室や個別訪問により、具体的手口を説明
・だまされて現金を引き出そうとする人に金融機関の窓口で声かけするため、金融機関と連携
・留守番電話の活用促進
少しでも「なにかおかしい?」と思ったらまず、身近な人に相談してください。
高齢者を交通事故加害者にしないために
高齢者が交通事故の加害者となる事故が増えています。高齢者が自主的に運転免許を返納し、「運転経歴証明書」の交付を受けられた場合は、次のような特典(サービス)を受けることができます。詳しくは、警察本部交通企画課へ。