「古事記のまつり」開催
奈良県が取り組んでいる「記紀・万葉プロジェクト」のシンボルイベントとして、1月24日、「古事記のまつり」と題し、『古事記』の一節を自由なスタイルで朗唱する「古事記朗唱大会」と、『古事記』の名場面を紹介したかるたを使った「こども古事記かるた大会」が県新公会堂(奈良市)で開かれました。 「古事記朗唱大会」では、荒井正吾奈良県知事が「古事記は、読むより耳で聞いた方がわかりやすい。各出演者の衣装やパフォーマンスを見て、耳や目で楽しんでいただきたい」と挨拶した後、多(おお)神社宮司の多忠記(おおただふみ)さんによるオープニング朗唱で、大会が始まりました。 大会では、県内外から26組が参加し、音楽や寸劇などそれぞれに趣向を凝らしたパフォーマンスで『古事記』を表現しました。 ゲストに落語家の春風亭小朝さんが駆けつけ、「稲羽(いなば)の素兎(しろうさぎ)」の部分を力強く朗唱し、会場を沸かせました。 最後に、賣太(めた)神社宮司の藤本保文さんと賣太神社古事記輪読会、会場の皆さんで、フィナーレ朗唱を行い、「古事記朗唱大会」を締めくくりました。 そして、今回初開催となる「こども古事記かるた大会」では、県内外44人の小学生が出場し元気な声を出して、一生懸命手を伸ばし、札を取り合っていました。 低学年の部で優勝した河合第二小学校2年岩城美羽(いわきうるは)さんは「たくさんかるたを取ることができ、楽しかったです。また来年も出たいです」と喜びを語ってくれました。
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