県では、障がい者スポーツ競技力向上につなげることを目的として、障がい者(児)を対象にした水泳教室イベントを行っています。
令和7年2月8日(土曜日)に、まほろば健康パーク スイムピア奈良にて「パラスイマー発掘・育成イベント2025」を開催しました。
イベントはオリエンテーションの後、練習会と指導者講習会の2班に分かれて実施されました。
練習会の参加者は、水中練習前に入念にストレッチを行った後、個々の泳力に合わせて班分けし練習を開始しました。
小学生チームは水に慣れることから始まりバタ足や最後は飛び込む練習を行いました。
中学生以上のチームは呼吸法や身体のバランスを意識した泳法の指導を受けながら個々の課題克服に向けた練習を行っていました。
ゲストスイマーの宇津木さん、鎌田さんの模範泳法では、泳ぐスピードと水しぶきの上がらない美しい水泳フォームに歓声が上がりました。
指導者講習会の参加者は、会議室で「パラ水泳指導のポイント」について30分程度の講義を受け、その後、プールサイドで実際の指導法を学びました。参加者は講師の話に真剣に耳を傾けていました。
午後からは全員でドライトレーニングを行い、早く泳ぐために必要な筋力や柔軟性を付けるために自宅で出来るトレーニング法を教わりました。
その後、鎌田さん、宇津木さんの講演会では水泳を始めたきっかけから、大会出場に至る経緯やスランプ時の克服法について語っていただきました。また、鎌田さんは影響を受けたコーチの言葉について、宇津木さんは昨年のパリパラリンピックでの経験等、貴重なお話を聞かせていただきました。
参加者からは、「もっと上手くなりたいから来年も参加したい」、「楽しかったです」等の声が聞かれました。
