奈良本社2階のショールームでそれぞれに担当する商品を手にする企画部の皆さん 国道24号から見える奈良本社と配送センター どんなものを扱う会社なのですか? 皆さんが使っているお弁当箱や水筒、台所用品など、さまざまな家庭用品を企画販売している会社なんです。日本で売られるお弁当箱全体のおよそ4割、キャラクターの柄のお弁当箱だけを見ると7割くらいが当社の製品で圧倒的に日本一のシェアなんですよ。 皆さんのお弁当箱にも、当社のロゴマークが入っているかもしれませんね。 保温・保冷ができる丼ランチジャー 奈良本社では製造していないのですか? 商品は国内外の約70社の協力工場で製造してもらっているんです。自社製造をすると、使える素材が限定されたり、製造機器の設備投資に資金が多く必要となります。 うちではその代わりに、社内外に多数のデザイナーと契約したり、トレンドを掴むために、商品モニターや市場調査会社を利用したりと、消費者目線の商品開発に多くのお金をかけている点が強みだと思います。 有名なキャラクターの商品もたくさん販売されているんですね。 主要なキャラクターのほとんどとライセンス契約を交わしていて、さまざまな商品を販売しています。始まりは昭和40年代後半、日本にパンダが初めて来た頃、当時製造していたお弁当箱にパンダのデザインを取り入れて売り上げが伸びたことがきっかけです。その後テレビのキャラクターの商品を製造するようになりました。当時からのノウハウの積み重ねが同業種でのシェア日本一につながっていると思います。 豊富なキャラクター商品 今後の夢を教えてください! 日本では大きなシェアを持っていますが、海外にも進出したいと考えています。当社の商品の機能と品質は海外のお客様にも喜んでもらえると信じています。 また、キャラクターの知名度で売り上げを伸ばすだけではなく、"いい商品を作るスケーター"として有名になれるようにブランドを育てていきたいですね。 共に2013グッドデザイン賞受賞の丼ランチジャーと音の鳴らない箸・フォーク・スプーンのセット
今注目しているトレンドは「和らぎ・おもしろさ、安全・安心、時短」と語る代表取締役社長の鴻池良一(こうのいけりょういち)さん 1950年創業。生活提案型の家庭用品の総合メーカー。奈良本社の従業員約130人の内、約9割が県内在住。半年で800種もの新商品を生み出す開発力が強み。全員経営を目指し、従業員が、自分の会社だと愛着と責任を持てる会社を目指す。販路も年々拡大し毎年数名の新卒採用を行っている。 所 奈良市杏(からもも)町216-1 TEL 0742-63-2001 FAX 0742-63-2021 HP www.skater.co.jp
< 前回(2014.3月号 vol.43)へ 次回(2014.7月号vol.45)へ >
スマホアプリ「マチイロ」でも電子書籍版がご覧になれます。 詳しくはこちら
電子書籍ポータルサイト「奈良ebooks」でもご覧になれます。 詳しくはこちら