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平成27年度 県予算のすがた
平成27年度当初予算 4,713億円
平成26年度2月補正予算 80億円
計 4,793億円(対前年度 124億円減少) |
歳 出(出て行くお金)
●義務的経費は、人件費が減少したものの、扶助費等が増加したことにより、10億円の増となりました。
●投資的経費は、紀伊半島大水害で被災した公共土木施設等の復旧がおおむね完了したことなどにより、178億円減少しました。
●一般施策経費は、社会保障施策の充実や地方創生に向けた取り組みの推進により、45億円増加しました。
歳 入(入ってくるお金)
●主な一般財源(県税、地方交付税、臨時財政対策債等の合計)は、122億円増加しました。
●国庫支出金、繰入金、諸収入、県債(臨時財政対策債を除く)の特定財源は減少しました。
県自前の財源で返済する県債は減少
県の借金である県債の残高のうち、交付税措置のない県債を減らし、将来の負担を減らすことを目標としています。
次のページから、主な取り組みについて詳しくご紹介します。
※は27年度から新しく予算化された取り組みです。
※カッコ内は百万円未満を四捨五入したおよその予算額です。
企業誘致の推進
京奈和自動車道と西名阪自動車道周辺において工業ゾーン予定地を調査・抽出します。(2600万円)
写真提供:西日本高速道路(株)
郡山下ツ道ジャンクション周辺
消費地としての魅力向上
●奈良県プレミアム商品券を発行します。(10億円)
奈良県プレミアム宿泊券を発行します。(6億円)
県内就労の促進
無料職業紹介所(しごとiセンター)
●しごとiセンターのしごとマッチングアドバイザーによる求人求職のマッチングを推進します。(1900万円)
首都圏の大学生等に対し、U・I・Jターンによる県内企業への就職を促進します。(1200万円)
意欲ある担い手の育成
●なら食と農の魅力創造国際大学校を整備するとともに、学生募集など平成28年4月の開校に向けた準備を進めます。(6億1100万円)※詳しくは11ページで。
なら食と農の魅力創造国際大学校外観(イメージ)
多用途に供給する林業への転換
●間伐材の搬出・運搬の支援をA・B・C材すべてに実施します。(3900万円)
②東京オリンピック・パラリンピックを契機とする国際観光、文化発信、国際交流、スポーツ振興、にぎわいの拠点整備の重点的取り組み |
外国人観光客向けの情報発信・交流拠点の整備
●外国人観光客交流館の整備・運営を行います。(平成27年夏に観光案内カウンター、交流サロン、物販スペースを先行オープン)(3億7000万円)
奈良県外国人観光客交流館内観(イメージ)
質の高い文化芸術を活用して、奈良の文化力を向上
●奈良の文化資源活用・創造を推進するための拠点((仮称)奈良県国際芸術家村)の整備に向けた基本構想を策定します。(1700万円)
平成29年度に奈良県で開催する国民文化祭の準備を行います。(1400万円)
昨年の奈良県大芸術祭のようす
国際交流の促進
●スイス・ベルン州との新たな友好提携や、アジア地域との更なる連携を進めます。(2900万円)
トップアスリートの育成
スポーツ医科学の研究機能を有し、本県スポーツの強化支援拠点となる奈良県トレーニングセンターの運営について調査・検討します。(700万円)
奈良観光の魅力向上のため、にぎわいの拠点を整備
●県営プール跡地での賑わいと交流の拠点整備を進めます。(2億5300万円)
●平城宮跡歴史公園の整備等により宮跡の魅力向上に取り組みます。(19億1500万円)
県営プール跡地
国際ブランドホテル(イメージ)
医療提供体制の充実
●奈良県総合医療センターの移転整備、アクセス道路等の整備を行います。(54億5900万円)
●県立医科大学附属病院のE病棟整備に対する支援を行います。(72億6400万円)
移転整備後の新奈良県総合医療センター(イメージ)
県立医科大学附属病院E病棟(イメージ)
高齢者・障害者等の支援の充実
地域包括ケアシステムの構築のため、市町村においてモデル事業を実施します。(5000万円)
「奈良県障害のある人もない人もともに暮らしやすい社会づくり条例」を制定・推進します。(300万円)
女性の活躍と社会参画の促進
女性の活躍促進に向け、県の基本方針と施策の方向性について検討します。(200万円)
地域の教育力の向上
「総合教育会議」を開催し、教育施策の基本的な方針、教育条件の整備等について検討します。(3200万円)
美しく風格のあるまちなみを守り、創り、育てる
「きれいに暮らす奈良県スタイル」を推進します。(100万円)
大宮通りの花壇
防災力の向上
●陸上自衛隊のヘリポートを併設した駐屯地の誘致、アクセス道路の調査を行うとともに、広域防災拠点(防災基地)の整備に向けた基本構想を策定します。(5000万円)
④南部地域・東部地域のさらなる振興に向けた取り組み |
交流の促進
●南部・東部地域での特色あるイベント(南部東部地域活性化イベント、小辺路(こへち)等活用ツアーイベント、NEW ロハスヨガin奥大和、NEW DOROGAWA(ドロガワ)ロックフェス、NEW アートウィークin菟田野等)を開催します。(2700万円)
小辺路トレイルジャーニー
●南部・東部地域に宿泊された人に対し、対象路線の路線バス運賃をキャッシュバックし、南部・東部地域への宿泊を伴う観光を促進します。
(3000万円)※詳しくは24ページで。
南部地域を走る路線バス
定住の促進
市町村等が整備する移住や二地域居住を促進するための拠点施設等のモデルプランを作成するとともに、施設整備を支援します。(4000万円)
移住や二地域居住の拠点施設として整備された
東吉野村のシェアオフィス「OFFICE CAMP」
問 県財政課
TEL 0742-27-8360
FAX 0742-23-6895