【原因】
突発性発疹の原因は、ヒトヘルペスウイルス6 あるいは 7であることが多いです。
7型は6型より後に感染するため、7型による突発性発疹は、2度目の突発性発疹とし経験されることが多いようです。
両ウイルスともに、初感染以降は潜伏感染状態となり、断続的に唾液中から排泄され、排泄量は7型の方が多いとされています。排泄量は7型の方が多いですが、6型に先に感染するのは、母体からの移行抗体が7型の方が6型よりも長期に持続するためであるとされています。
【症状】
38度以上の熱が3日間ほど続いた後、鮮紅色の発疹が全身に出現します。
下痢などを伴うこともありますが、多くは発熱と発疹のみで経過します。
発熱初期には熱性けいれんを起こすことがありますが、一般に予後は良好とされています。
まれに脳炎、脳症などの重い合併症が起きることがあるため注意が必要です。