【原因】
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされます。
インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類され、流行的に広がりをみせるのはA型(AH1型、AH3型)とB型(B型山形系統、B型ビクトリア系統)です。
同シーズン中に型違いで2度以上、インフルエンザにかかってしまうこともあります。
【症状】
インフルエンザウイルスに感染後、1~3日ほどの潜伏期間を経て、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が突然現れます。また風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状もみられます。風邪と比べて全身症状が強くみられます。
子どもでは急性脳症、免疫力の低下した高齢者では肺炎を伴うなど重症化することがあります。
近年、幼児を中心とした小児において急激に悪化する急性脳症が増加することが明らかとなっており注意が必要です。