【原因】
デング熱はデングウイルスが原因の疾患です。
デングウイルスは4種類の型が存在し、1つの型に感染しても、その後別の型に再び感染する可能性があります。
患者の一部においては、重篤な症状が出現するデング出血熱を引き起こすこともあります。
【症状】
感染後3~7日の潜伏期を経て、突然の発熱で発症し、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹が現れます。
通常死に至る危険は少ないですが、関節などの痛みが激しいといわれています。
3~5日程度で解熱し、解熱とともに発疹が現れます。通常は、後遺症なく回復します。
デング出血熱の場合は、突然の血漿漏出や出血傾向など致死的病態が出現することがあります。