単眼鏡ツアー
日本美術を観るようにゴーリーの世界を覗く
―学芸員と巡る単眼鏡の旅―
初回・第2回ともご好評につき、第3回目を行います!
ガイド:村上かれん[当館学芸員]
日時:10月6日(日)
10月19日(土)
New11月6日(水)
1回目:10:00~ 2回目:11:00~ 3回目:13:00~
定員:各回10名
集合場所:1Fレクチャールーム
※当日先着順、各回開始30分前にエントランス受付(観覧券確認カウンター)にて整理券を配布いたします。
※参加者の方には単眼鏡を貸出いたします。
エドワード・ゴーリーの作品は、絵本の挿絵なので、手に取って観ることを前提に、非常に細密に描かれています。手に取って鑑賞されるものであるという点は、日本の古い絵画作品と同様です。日本の絵巻物は手で繰りながら観るものですし、掛軸や屏風も、室内のしつらえとして、人々は作品のすぐそばで鑑賞していました。
そんな繊細な日本美術やゴーリーの作品を、ガラスケースや額の中に入れた状態で眺めるのは、元来意図された方法ではなく、美術館における現代特有の鑑賞方法です。さらに、作品保護や設備の問題から、細部の鑑賞が難しい環境に展示するしかないということも多々あります。
しかし、ここで細部を拡大できる【単眼鏡】というアイテムがお役に立ちます。単眼鏡でしか発見できない緻密な描写や筆致があります。学芸員と一緒に、ゴーリーの世界を単眼鏡で覗いてみませんか。