浄水池

浄水池

(じょうすいち)

浄水池写真

 浄水池(じょうすいち)は、きれいになった水をためておくところです。写真(しゃしん)に写(うつ)っている芝生(しばふ)の下に、おおきな水槽(すいそう)があり、そこに水がためられています。
 
 濾過池(ろかち)を通(とお)ってきれいになった水は、3回目(かいめ)の塩素(えんそ)を入れて、 (塩素(えんそ)については、5つ戻(もど)って、着水井(ちゃくすいせい)の内容(ないよう)を読(よ)んでください) 浄水池(じょうすいち)に流(なが)れてきます。

後次亜注入機棟写真

 次亜塩素酸(じあえんそさん)ナトリウム (塩素(えんそ)をふくんだ薬品(やくひん)) を入れるための設備(せつび)です。この建物(たてもの)の下に水槽(すいそう)があり、そこで、次亜塩素酸(じあえんそさん)ナトリウムと水が混(ま)じります。

・・・塩素(えんそ)を3回(かい)入れる理由(りゆう)・・・

 桜井浄水場(さくらいじょうすいじょう)では、着水井(ちゃくすいせい)と、沈澱池(ちんでんち)と濾過池(ろかち)の間(あいだ)、濾過池(ろかち)と浄水池(じょうすいち)の間(あいだ)の3回(かい)塩素(えんそ)を入れています。
 水をきれいにするために、それだけ塩素(えんそ)が必要(ひつよう)になるということもありますが、塩素(えんそ)には、コーラの炭酸(たんさん)のように、時間(じかん)がたつと、水から飛(と)んでいく性質(せいしつ)があります。
 さらに、水道(すいどう)の蛇口(じゃぐち)からでてくる水には、1000グラムの水の中に、0.0001グラムの塩素(えんそ)が入っていなければならないと法律(ほうりつ)できめられているため、調整(ちょうせい)しながら塩素(えんそ)を入れているのです。

 浄水池(じょうすいち)に水をためておくと、きれいにする水よりも多(おおく)くの量(りょう)が、水道(すいどう)で使(つか)われたときに、水がなくなって困る(こまる)ことがないのです。
 ここには、16,000m3(りっぽうメートル)の水をためることができます。この量(りょう)は、小学校(しょうがっこう)のプールで、40杯(はい)以上(いじょう)になります。

こうして、水道(すいどう)の水ができるのです。