人権・地域教育課

お知らせ(更新情報)

平成23年度第1回社会教育委員会議を開催いたしました。

      平成23年度第1回奈良県社会教育委員会議
     概 要 報 告 書

                                                                                                                                
  平成23年8月1日(月)に標記会議を開催し、「平成23年度奈良県社会教育関係事業の概要」及び「地域ぐるみの活動と地域教育力の強化」について提出された意見について、概略は以下のとおりです。

日  時  平成23年8月1日(月)10時から12時

場  所  奈良県庁 教育委員室

出席委員(9名)  池田 誠也委員  伊勢 文一委員  上田 秀子委員
                   尾﨑 充典委員  尾津 順子委員   辻 寛司委員
                       出口 隆司委員  中島 祐子委員   宮坂 靖子委員

(1)平成23年度奈良県社会教育関係事業の概要について
社会教育関係事業
【運動場芝生化促進事業について】
○芝生化は、体力向上にかなり効果があった。転ぶことが怖くなくなる。
○校庭の芝生化について、学校側ではいろいろな効果を期待されているが、逆に維持管理体制で実際どうなのか、PTAでよく質問が出る。効果の反面、維持管理に関わり問題 があると聞くので、今後の問い合わせに対して、いろいろな問題点をクリアーする説明 ができれば良いと考える。
○芝生化では維持管理の役割がPTAにきている場合も多い。芝生化に係る調査の結果を活用できるような資料を作っていただけたら良い。調査とともに検討をお願いする。
○芝生化については、効果がでて、浸透するまでやっていただきたい。
 スポーツ少年団の野球の方から土のグラウンドに戻したいという強い要望があると聞くが、元々野球は芝生で行われたもの。芝生化がしっかり浸透して手入れにより芝を短くカットできれば、対応できるはずと信じる。

【「地域の教育力」向上戦略事業~「絆」発見通学合宿事業について】
○「地域の教育力向上戦略事業」は比較的注目された事業であり、内容も拡充しているようであるが状況はどうか。(事務局より現況報告)
○せっかくのプログラムだけに、取り組む学校がどんどん出てきてほしい。

(2)地域ぐるみの活動と地域教育力の強化について
【活動の成果】
○地域で環境NPOをしている。子どもが自主的に勉強しそれが家庭に伝わっていく。
 そんな活動を少しずつやっていただいたら効果が出る。
 早い段階に効果をあげるのはなかなか難しいが、地道な活動が大事。
○野外活動や祭で学校に出入りし、活動していく中で、先生を見る目が変わっていく。
 学校も助かる、地域も先生の応援団になる。先生もベテランばかりではないので、若い先生を育てることにもなる。お互いに相乗効果がある。 中学校を一つの単位として、小学校ごとにそういうものがあって、学校規模に合わせ、学校の核となり、教頭やPTA役員等から動かしていく(ことが望ましい。)
○学校現場では、ボランティアの方が、自主的に(子どもたちのために)グリーンカーテンや、ひまわり植え付けを行っていただいている等、学校にとってありがたい事業である。

【活動の問題点】
○学校の中も、校長・教頭が交替すると対応が変わる。教頭がすべての窓口で対応、きわめて多忙な状況である。小規模校、大規模校で違う。中学校は進学指導等で大変。
○地域ボランティア・団体は、本当に同じ思い、同じ立場で変わらないが、対する学校や行政の担当課が大きく変わる場合は、あまり良くない方に変わる。
○コーディネーターの育成が本当に必要。学校では空き教室が多いので、学校が地域に対して部屋を提供するなどしてもらえればありがたい。
○「学校支援地域本部事業」について、学校規模や地域による差がかなり大きい。
 保護者と連携を取らないと上手くいかない。安全面とか生活環境とか。
 PTAからPTCAへ、コミュニティ(C)を含めた中で連携を進めていこうという試みを始めているところ。今後の事業と連携がとれればよい。
○小さいときから地域の方々とのふれあいを大事にしながら、体験活動していったらもっと人間性豊かな子どもが育つのではないかと思う。
○PTAが矢面に立つ状態。学校もなんでもかんでもPTAだのみ。
 地域の諸団体との交流の中でも、自治会等との交流もしっかりやっていただきたい。
○地域では、事故と向かい合わせ。事故防止、安全・安心を最大目標に活動しなければならない。どれだけ保護者等関係者は、この点を認識できているか。地域では、模索しながら費用捻出も考えながら、かつ安全・安心を目標にすすめるが、難しさがある。
○事故等はつきまとうもの。行政の担当課も、手伝っているという意識でいられては不安である。
 責任についてどのように対処すべきか考えていくべき。
 そうすることで、協力体制もはっきりする。

【行政の役割について】
○家庭教育は大事だが、課題が大きすぎ、実際に何が行われるかは地域任せの部分がある。
 予算の問題もあるので、モデル地区に対する集中的な実践・活用も考えた方が、県民にアピールできるのではないか。
○補助金事業ができた時はいいが、継続性がもてない。それらが切れたら終わり。
 継続させ、つなげていくのが私たち地域の団体の仕事と考え、がんばっている。
○保護者の教育も必要。保護者の資質も変わってきていることを危惧。
 いろいろなところで、団体補助金が無い状態で運営がしんどい。
 ボランティアの限度を超えている。手探りで補助金を取りに行っているが、地域の教育力をあげるには、最低限の費用があればと思う。
○子どもが好き・活動が好き・奉仕精神にあふれる人材がなかなか見つからない。
 ボランティア登録を含めた基盤作りを、県や市町村行政がどこまで支えられるのかが大事。
  基盤づくりをしっかりした事業にしてほしい。現場も頑張っていく。

【総 括】
○継続することが大事だと思う。完璧にやっていくのではなく、効果がでるまでやり続けることが大事。効果が出て浸透するまで、みていただきたい。
○事業は、3年でようやく軌道に乗ってきた。年間計画がようやくできてきたところ。
 予算的なフォローがきちんと必要。
○この事業では、「人」が結局一番難しい。地域の人を指導するのが、学校の先生では負担が大きい。地域の人を知っているわけではない。行政の担当課等に負担をかけても当然と考える。
○「おはよう・おやすみ・おてつだい」運動も3年目を迎え成果がみられつつあるが、子育てに地域・家庭・学校、そこに、行政がコーディネートして、四輪駆動で子どもを育てることが大切と考える。
○今日の話で、教科書に出てこない教育の改善を実感しており、「過去に戻りつつあるかな」という思いもする。私たちの立場が今後ますます重要視されていると感じる。   

                                                          以   上

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