私たちは喜怒哀楽の生き物です。 1000年以上前の飛鳥・奈良時代も同じ。 いいことがあると嬉しいし、辛いことがあると悲しい。 ひとが抱く感情は、昔から変わりません。 万葉歌人は、その想いを歌に残しました。 奈良には、万葉集や記紀歌謡に関わる故地が数知れず。 その一方で、これまで万葉めぐりというと、ついつい「歌碑めぐり」 のみに終始してしまった経験はないでしょうか? ここでは、詠み人の心を投影した歌の情景をたどり、 万葉の世界観を“歩き味わう”ルートをご紹介します。