社会医学系専門医制度は、社会医学系専門医協会が運営する専門医制度であり、個人へのアプローチにとどまらず、多様な集団、 環境、社会システムへのアプローチを中心として、人々の健康の保持・増進、傷病の予防、リスク管理や社会制度運用に関してリーダーシップを発揮する専門医を養成することを目的としています。そのため、専門研修では、医師としての使命感、倫理性、人権尊重の意識、公共への責任感を持ち、人々の命と健康を守るために医学を基盤として保健・医療・福祉サービス、環境リスク管理および社会システムに関する広範囲の専門的知識、専門技能、学問的姿勢、医師としての倫理性、社会性を習得することを目指しています。
本プログラムは、社会医学系領域専門研修プログラム整備基準に基づき奈良県・市が作成したものです。
専門研修では、「行政・地域」「産業・環境」「医療」の3つの分野について3 年間の研修を「行政機関」「医療機関(職域機関含)」「教育・研究機関」の3つの実践現場で行い、8つのコンピテンシー、「基本的な臨床能力」、「分析評価能力」、「課題解決能力」、「コミュニケーション能力」、「パートナーシップの構築能力」、「教育・指導能力」、「研究推進と成果の還元能力」、「倫理的行動能力」を備えた社会医学系専門医となることを目指しています。
奈良県(奈良市連携)社会医学系専門医研修プログラム(pdf 584KB)