里山林とは、集落などの居住地周辺に広がる森林や都市近郊林のことで、これまで薪炭用、農用、落ち葉採取といった利用をすることで維持・管理されてきました。
しかしながら、農業技術の進歩、生活様式の変化などにより、里山林は利活用されなくなり、放置された里山林が増加しています。
一方で、私たちの身近な里山林が自然とふれあう場、緑が心にうるおいをもたらす場、生物の多様性を守る空間として評価され始め、人との豊かな関係を回復・創出する場として期待されるようになりました。
以上のことから、我々にとって身近な森林であり多様な生態系を保持する里山林を、県民全体で守り育てていく必要があるため、令和2年度まで整備に取り組んできました。