条例の概要(pdf 692KB)
目的
森林・林業基本法等に沿った森林環境の維持向上に関する実効的な取組を促進し、森林と人との恒久的な共生を図ります。
○森林環境の維持向上
適地適木による造林、適時かつ適切な方法による保育や伐採を行うことにより、森林の4機能を高度に発揮させること
○森林の4機能
森林環境の維持向上の施策を総合的かつ体系的に推進する観点から、森林の有する多面的機能を⑴森林資源生産、⑵防災、⑶生物多様性保全、⑷レクリエーションの4つに区分したもの
○森林と人との恒久的な共生
豪雨により発生した土砂の崩壊による災害などの森林に関する脅威を理解した上で、森林がもたらす恵沢を安定的に享受し、森林と人との良好な関係を永続的に築き続けること
目指すべき森林
森林環境の維持向上のために、森林の植生状態や立地条件等を踏まえて、県内の民有林を(1)恒続林、(2)適正人工林、(3)自然林、(4)天然林のいずれかに誘導します。
間伐木を残置する場合の措置
森林所有者等は、間伐木(間伐により伐木されたもの)を残置する場合は、当該間伐木が及ぼす支障を防止・軽減し、森林環境を保全するため、当該間伐木を適切に処理しなければなりません。
適切な方法による間伐
森林所有者等は、皆伐するときは、土砂の流出や崩壊などの災害の発生を防止軽減し、森林環境の維持向上を図るため、知事が定める方法により適切に行い、皆伐跡地の確実な更新を確保しなければなりません。
→知事が定める方法はコチラ
奈良県フォレスター
森林環境の維持向上に関する専門的職員として奈良県フォレスターを県に置きます。
奈良県フォレスターは、目指すべき森林への誘導、森林環境の維持向上に関する技術・知識の普及指導、森林の巡視などの専門的事項をつかさどります。