
■ 事業の目的
森林の有する多面的機能を発揮するためには、適切な森林整備や計画的な森林資源の利用が不可欠ですが、林業の不振、山村地域の過疎化・高齢化により森林の手入れを行う地域住民が減少し、適切な森林整備等が行われていない箇所が見られます。
そこで、林業経営体による経営管理がされにくい、二次林や人工林等が混在する地域に身近な里山林の整備を促進し、森林の多面的機能の発揮や山村集落の維持・活性化を図るため、里山林の整備・活用に取り組む組織(山村活かし隊)の確保・育成、「半林半X」※も含めた活動の実践を支援します。
なお、交付金の申請に当たっては、地域協議会(奈良県林業改良普及協会)を通じて林野庁に申請を行います。
※「半林半X」とは、他の仕事でも収入を得ながら、アイデアと技術を活かして、地域の森林資源から収入を得ることにより生計を立てるライフスタイル。
支援の種類
「地域活動型(森林資源活用、竹林資源活用)」、「複業実践型」のメインメニューと、メインメニューと組み合わせて実施できる「機能強化タイプ」、「関係人口創出・維持タイプ」、「資機材等整備タイプ」、「活動推進費タイプ」のサイドメニューがあります。

対象者
この交付金は、個人では支援を受けられません。必ず活動組織として申請いただく必要があります。
※ 構成員は3名以上必要です。
※ 既存の組織、団体が活動組織となることもできますが、3名以上の構成員、規約の作成や組織本体とは
別会計等の要件を満たすことが必要です。
※ 複業実践型を実施する場合は、法人格を保有する必要があります。
※ 関係人口創出・維持タイプを実施する場合は、地域外関係者(活動実施対象森林の所在する市町村の区
域外に居住する者)が参加する活動の要件を「年2回以上かつ1回につき5名以上の参加」が必要です。
対象森林
活動を行う時点で「森林経営計画」が策定されていない森林です。森林経営計画が策定されているかは、
所管の農林振興事務所林務担当係へご確認ください。
活動を申請しようとする組織の事務所と同一県内の森林が対象です。
保安林等に指定されている森林では、作業許可等が必要になる場合があります。
※ 保安林については県森林環境課森林保全係にご確認ください。(その他各種規制については、
県担当課、市町村に確認いただく必要があります。)
事業の流れ

活動の要望については、活動を実施する前年度に地域協議会において取りまとめを行います。
1月頃~地域協議会から国への要望等を行いますので、12月上旬までに地域協議会へご相談ください。
(それ以外の期間であっても、申請時期等を一度地域協議会へご確認ください。)
※国の税金を活用した事業のため、林野庁が示す要件を満たし、会計実地検査を受検する必要があります。
要綱・要領・様式集
※今後も改正通知がある都度更新しますので、参照される場合は最終更新日にご留意ください。
森林・林業・木材産業グリーン成長総合対策補助金等交付等要綱 令和7年7月更新 要綱(PDF)
里山林活性化による多面的機能発揮対策実施要領 令和7年7月更新 要領(PDF) 様式集(Excel)
参考資料集
標準ガイドブック 令和7年7月更新 PDF
モニタリング調査ガイドライン(標準ガイドブックの続き) 令和7年7月更新PDF(p1~54) PDF(p55~)
森林経営計画の確認について 令和7年7月追加 参考様式(Word)
森林経営計画制度について 平成31年4月追加 別添「森林経営計画制度」(PDF)
林野庁のHPはこちら