令和6年11月27日に開催された「第58回全国野生生物保護活動発表大会」において、県立磯城野高校 理科部Flowersが「林野庁長官賞」を受賞されました。その受賞報告のため、学校関係者が奈良県庁に来庁されました。

左から
奈良県環境森林部長 野田
磯城野高校 理科部Flowers 部長 大西希宝さん
磯城野高校 吉田教諭
奈良県環境森林部景観・自然環境課長 街道
磯城野高校理科部Flowersではコロナ禍で校外活動が制限されたことから、校内において生き物調査を実施されました。有識者の協力の下、名前がわかっただけでも774種の生き物を確認し、その成果を「磯城野高校野生生物目録」にまとめられました。これをきっかけに「しきのSDGsプロジェクト いきものいっぱい!ならプロジェクト」を始められました。
プロジェクトでは田原本町の駅、学校、役場、福祉施設等に蝶による生物多様性のPRを行うバタフライガーデンの設置や県内の田んぼ等に生息している生き物の調査、希少な生き物や外来種の研究などを行っておられます。特に生き物調査で得られたデータは「奈良県版レッドデータブック」の改訂のために県に提供いただいております。
また、バタフライガーデンの取り組みについては、第44回緑の都市賞において奨励賞を受賞されております。

部長の大西希宝さん(高校3年生)
部長の大西希宝さんにインタビュー
Q:どうしてこの活動に参加されましたか?
A:小さい頃から植物が大好きで、植物に関われるプロジェクト(農業科の探究活動)に興味を持ちました。
プロジェクトの楽しそうな雰囲気を見て入ろうと思いました。
Q:活動の中で嬉しかったこと。楽しかったことは?
A:バタフライガーデンの整備をしていた時に通りかかった人が声をかけてくださったことです。
花の種類を聞いてくださる方や、いつも整備していることを知っていて声をかけてくださる方もいて嬉しかったです。
プロジェクトメンバーで活動してきた内容をまとめて発表するのも楽しかったです。
Q:活動で大変だったことは?
A:私と同じ学年のメンバーがいなくて3年生になったときに後輩をまとめることが大変でした。
また、東大寺に協力していただいたナラノヤエザクラの挿し木繁殖の研究では、3年間で200本以上挿しましたが、
発根したのは1本だけでした。しかも、その1本も発根を確認した後にすぐに枯れてしまいました。
Q:3年を終えての感想をどうぞ
A:農業高校でしか経験できないことをたくさん経験させてもらいました。
入学する前とは比較にならないほど、大きく成長できたと思います。
3年間、学校の先生方の支えもあり、プロジェクトのメンバーと一緒に活動する中で、
改めて勉強する楽しさを知ることができました。
Q:卒業後はどういうことをしたいですか。
A:私は今年度で卒業ですが、卒業後もOBとして活動に参加したいです。
将来は学校の教師になって、同じような活動をやりたいと思っています。
(参考)
全国野生生物保護活動発表大会について
日本鳥類保護連盟主催、環境省共催、文部科学省・林野庁後援で、全国の学校の児童・生徒が行っている野生生物保護活動に関する情報を共有し、次世代の自然保護活動を担う人材を育成することを目的に開催されています。
緑の都市賞について
公益財団法人都市緑化機構主催で広く都市の緑化推進、緑の保全による快適で地球にやさしい生活環境を創出することを目的に開催されています。