農業研究開発センター

農業研究開発センターでは、5つの重点目標に研究資源を重点的に配分し、これらの重点目標に向けた具体的な研究課題を設定して、研究開発に取り組んでいます。

1. 新たな奈良県農業の取組を支える

2. 「奈良の食」の魅力を活かす

3. 新技術に取り組む特定農業振興ゾーンを支援する

4. 大規模産地の継続的な発展を支える

5. 将来の環境変化に対応する

新着情報

奈良まほろば館でミス菊、二輪菊を紹介します。

奈良県は伝統ある菊の産地であり、夏秋期の生産量が全国1位の小菊を始め、多種多様なオリジナリティの高い菊が生産されています。その中で、ミス菊、二輪菊といった姿に特徴のある菊を多数展示します。ミス菊は細長く繊細かつ華やかな花弁が、二輪菊は二つの花の絶妙な段差が特徴の美しい菊で、いずれも季節を感じる貴重な和花として、生け花などで重宝されています。その魅力をより身近に感じていただくための展示をします。


日時:令和元年10月19日(土曜日)~24日(木曜日)
   10時30分~19時30分 ※最終日は15時00分終了

場所:奈良まほろば館
   東京都中央区日本橋室町1年6月2日 日本橋室町162ビル1階

内容:展示物
    (1) ミス菊・二輪菊の展示(約20品種)
    (2) 阪本 澄さん(真池坊 家元、フラワーサークルシン花真代表)による生け花・アレンジ作品
    (3) 奈良県の菊産地の紹介パネル

 農業研究開発センター 季節の風景

(令和6年12月25日更新)

用土の代替資材/本所 栽培・流通科

 花壇苗の用土として用いるピートモス等の輸入資材の入荷が不安定となっており、価格が高騰しています。そこで、当センターでは、代替資材として国内で安価に入手できるもみ殻に着目し、パンジー等の用土にもみ殻を混入した栽培試験を行っています。

panji momigara

(写真左から:もみ殻を混入した用土で育つパンジー、代替資材のもみ殻)

 

土壌成分量の調査/本所 環境科

 毎年、県内の各地点において継続的に農地の土壌成分等を調べる土壌調査を実施しています。栽培する作物や施肥の状況によって土壌中に含まれる成分量が異なるため、生産者へのアンケート調査を実施しつつ、土壌中の炭素、窒素、リン酸およびカリウムといった成分量の分析を行っています。

yousu danmen

(写真左から:土壌の採取、採取した土壌の断面)

 

ヤマトトウキの収穫/果樹・薬草研究センター

 当センターでは、薬用作物ヤマトトウキに関する研究を行っています。開花すると根の品質が損なわれ、生薬として使えなくなります。そこで、ヤマトトウキの抽苔しにくい品種の育成や葉の収穫などによる根の品質改善策の検討を行っています。

tutiotosi kansou

 (写真左から:根の土落とし、収穫後の乾燥)