農業研究開発センター

農業研究開発センターでは、5つの重点目標に研究資源を重点的に配分し、これらの重点目標に向けた具体的な研究課題を設定して、研究開発に取り組んでいます。

1. 新たな奈良県農業の取組を支える

2. 「奈良の食」の魅力を活かす

3. 新技術に取り組む特定農業振興ゾーンを支援する

4. 大規模産地の継続的な発展を支える

5. 将来の環境変化に対応する

新着情報

令和3年11月20日開催 農業研究開発センター公開デーの動画を掲載しました

令和3年11月20日(土曜日)、当センターの研究業務を知っていただくとともに、本県の食と農への関心を高める機会を設けることを目的に、公開デーを開催しました。主に大学生や高校生の学生の方を対象とするのは初めての取組でしたが、参加いただいた方からは、「当センターの研究内容への関心が深まった」等の意見があり、好評でした。

公開デー開催の様子は以下の動画よりご覧いただけます。

 公開デー動画

 農業研究開発センター 季節の風景

(令和6年12月25日更新)

用土の代替資材/本所 栽培・流通科

 花壇苗の用土として用いるピートモス等の輸入資材の入荷が不安定となっており、価格が高騰しています。そこで、当センターでは、代替資材として国内で安価に入手できるもみ殻に着目し、パンジー等の用土にもみ殻を混入した栽培試験を行っています。

panji momigara

(写真左から:もみ殻を混入した用土で育つパンジー、代替資材のもみ殻)

 

土壌成分量の調査/本所 環境科

 毎年、県内の各地点において継続的に農地の土壌成分等を調べる土壌調査を実施しています。栽培する作物や施肥の状況によって土壌中に含まれる成分量が異なるため、生産者へのアンケート調査を実施しつつ、土壌中の炭素、窒素、リン酸およびカリウムといった成分量の分析を行っています。

yousu danmen

(写真左から:土壌の採取、採取した土壌の断面)

 

ヤマトトウキの収穫/果樹・薬草研究センター

 当センターでは、薬用作物ヤマトトウキに関する研究を行っています。開花すると根の品質が損なわれ、生薬として使えなくなります。そこで、ヤマトトウキの抽苔しにくい品種の育成や葉の収穫などによる根の品質改善策の検討を行っています。

tutiotosi kansou

 (写真左から:根の土落とし、収穫後の乾燥)