農業研究開発センター

農業研究開発センターでは、5つの重点目標に研究資源を重点的に配分し、これらの重点目標に向けた具体的な研究課題を設定して、研究開発に取り組んでいます。

1. 新たな奈良県農業の取組を支える

2. 「奈良の食」の魅力を活かす

3. 新技術に取り組む特定農業振興ゾーンを支援する

4. 大規模産地の継続的な発展を支える

5. 将来の環境変化に対応する

新着情報

令和3年11月20日開催 農業研究開発センター公開デーの動画を掲載しました

令和3年11月20日(土曜日)、当センターの研究業務を知っていただくとともに、本県の食と農への関心を高める機会を設けることを目的に、公開デーを開催しました。主に大学生や高校生の学生の方を対象とするのは初めての取組でしたが、参加いただいた方からは、「当センターの研究内容への関心が深まった」等の意見があり、好評でした。

公開デー開催の様子は以下の動画よりご覧いただけます。

 公開デー動画

季節の風景

(令和7年9月24日更新)

水稲奨励品種決定調査/本所 栽培・流通科

 当センターでは、奈良県の気象・土壌条件に適した水稲の新品種を探索するため、奨励品種決定調査を行っています。このうち早生品種は一足早く成熟するため、スズメによる食害に遭うことがあります。これを防ぐため、早生品種を植えている水田では防鳥網を張り、その中で調査を行っています。

  

 (写真:防鳥網を張った水田)

アザミウマ類防除技術の検討/本所 環境科

 近年、アザミウマ類の殺虫剤抵抗性の発達が問題になっており、代替技術の開発が必要になってきています。ネギ栽培では、赤色防虫ネットをトンネル被覆することで、アザミウマ類の被害を抑制できるとの報告がありますが、被覆作業に手間がかかります。そこで、当センターではネギ栽培において、赤色防虫ネットのより簡易な設置方法とその防除効果について検討しています。

  

 (写真:ネギ栽培での赤色防虫ネットの設置

ハウス柿の収穫/果樹・薬草研究センター

 果樹・薬草研究センターでは、露地栽培より一足早くハウス柿の収穫が始まりました。奈良県のハウス柿は栽培面積が全国1位で、主要品種の「刀根早生」については、産地で7月から収穫が始まり、全国へ向けて販売されています。当センターでは「刀根早生」以外に様々な品種の試験栽培を行っています。

  

 (写真:8月のハウス柿)