1.奈良県公契約条例の概要
公契約について、その基本理念、基本方針その他の基本となる事項を定めるとともに、県並びに受注者及び下請負者等の責務を明らかにすることにより、適正な労働条件の確保その他の社会的な価値の実現及び向上を図り、もって地域経済の健全な発展及び県民の福祉の増進に寄与することを目的として、「奈良県公契約条例」を制定いたしました。
◆条例の内容
・奈良県公契約条例の概要
・奈良県公契約条例早わかりQ&A
・奈良県公契約条例
・奈良県公契約条例施行規則
・用語の定義
・奈良県公契約条例に係る過料処分に関する処理基準
◆公契約とは?
この条例においては、次の3種類を「公契約」といいます。そのうち一定の範囲のものを「特定公契約」といい、事業
者に対し賃金支払や社会保険の加入状況の報告を求めています。

(※)次の業務のいずれかを含む内容のもの
ア 県が管理する建物及び土地における清掃業務、警備業務(機械警備業務を除く)、駐車場管理業務、
受付業務、案内業務、宿日直業務又は電話交換業務
イ 県が管理する建物において行う給食の調理等の業務又は洗濯業務
◆この条例で県が目指すことは?
1 労働条件の向上や雇用機会の拡充等、社会的な価値の実現及び向上を図ります。
2 適正な労働条件の確保を図ります。
◆その実現のために県が行うことは?
1 事業者の取組を事業者選定等の際の評価に反映します。
→具体的な評価は「2.事業者の取組の評価」へ
2 公契約の履行に当たって、次に掲げる事項その他の法令の遵守を求めます。
・法定の最低賃金額以上の賃金の支払
・健康保険・厚生年金保険・雇用保険に係る被保険者資格取得の届出及び、労働保険に係る保険関係成立の届出
→具体的な手続は「3.条例に基づく手続」へ