高齢化が急速に進行し、奈良県においても令和4(2022)年の65歳以上人口の割合は32.4%と全国平均(29.0%)を上回っており、介護保険を取り巻く状況は厳しさを増しています。それに伴い、要介護となる高齢者が増加し、介護・医療ニーズが高まる一方で、生産年齢人口は急減し、介護の担い手不足はより深刻化します。また、認知症の高齢者や高齢単身世帯・夫婦のみ世帯が急速に増えていくことも見込まれており、様々なニーズに対応することが今後ますます求められます。
県では、こうした状況の下、令和6年度から始まる、保健・医療・福祉等分野の諸計画との整合性を図りつつ、検討を重ね、令和6年度から8年度の3年を1期とする「奈良県 高齢者福祉計画・第9期介護保険事業支援計画・認知症施策推進計画」を策定しました。
今後、この計画に基づき、「高齢者が健康で生きがいをもって活躍し続けられるとともに、いつまでも住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる奈良県」を目指して、
(1) 地域包括ケアシステムの深化・推進
(2) 介護保険制度の持続可能性の確保
を2つの柱として、多様な介護サービスの充実や介護人材の確保等の施策に取り組んでまいります。
【計画の概要】
1.根拠法令:
高齢者福祉計画(老人福祉計画):老人福祉法第20条の9
介護保険事業支援計画:介護保険法第118条
認知症施策推進計画:共生社会の実現を推進するための認知症基本法第12条
2.計画期間:
令和6(2024)年度~令和8(2026)年度(3年間)
※「団塊ジュニア世代」が65歳以上の高齢期を迎える令和22(2040)年等の中長期も見据えています。
3.施策体系
(1)多様な介護サービス等の充実
(2)在宅医療サービスの充実
(3)生活支援サービスの充実
(4)認知症施策の推進〔奈良県認知症施策推進計画〕
(5)介護予防の充実
(6)介護人材の確保、介護現場の生産性向上の推進
(7)介護保険制度の適正な運営〔奈良県給付適正化計画〕
奈良県 高齢者福祉計画・第9期介護保険事業支援計画・ 認知症施策推進計画
表紙・目次(pdf 388KB)
第1章 計画策定に関する基本的事項(pdf 4509KB)
第2章 基本理念・施策展開の方向性、施策体系等(pdf 3011KB)
第3章 県内の高齢者と介護保険サービスの現状 (1) (pdf 4670KB) (2)(pdf 1743KB)
第4章 施策の展開 (1)(pdf 1231KB) (2)(pdf 2036KB) (3)(pdf 2575KB) (4)(pdf 3342KB) (5)(pdf 1273KB)
第5章 老人福祉事業及び介護保険事業の見込み(pdf 3614KB)
その他 計画の策定体制等(pdf 799KB)
資料編・裏表紙
○概要版(pdf 1233KB)