平成29年度「奈良の木大学」を開講しました! 一覧へ 平成29年8月7日~平成29年8月10日の3泊4日で、建築を学ぶ大学生や大学院生を対象に、奈良の林業や建築についての講義及び奈良でしか体験できない歴史木造建築等の現地視察等を行う「奈良の木大学」を開講しました。 ※事前告知チラシはこちら→ 【当日の様子】 8月7日 講義「木が腐るということ」酒井温子(奈良県農林部奈良の木ブランド課木材産業振興係長) 現地見学:県庁の正面玄関・EVホール 県庁エレベーターホールの見学 8月8日 講義「仏像に用いられた木とその信仰」吉水快聞氏(彫刻家 大正大学客員教授 龍谷大学非常勤講師 正楽寺住職) 現地見学:吉野林業地、製材所、樹齢200年以上の大径木 等 吉野林業地の見学 製材所の見学 8月9日 講義1「木を知り、木を使い、木を活かし、森と生きる」安藤直人氏(東京大学名誉教授 農学博士) 講義2「地域をつなぐ木の文化の復権に向けた取組」永井壯茂氏(林野庁 治山担当課長補佐) 講義3「五條市上野公園総合体育館 ~県産杉中断面集成材大スパンの利用~」杉本洋文氏 (建築家・東海大学教授) 現地見学:吉野材を活かした宿泊施設、集成材工場、五條市上野公園総合体育館 等 吉野材を活かした宿泊施設「吉野杉の家」の見学 集成材工場の見学 五條市上野公園総合体育館の見学 8月10日 講義1「木造建築の歴史」藤井恵介氏(東京大学大学院教授) 講義2「吉野材の魅力を活かすデザイン―道具・家具・建築」古谷誠章氏(建築家・早稲田大学教授) 現地見学:薬師寺、東大寺 等 受講生にとっては、「奈良の木大学」の講義及び現地見学での体験が、木や木の建築について理解を深め、今後の木材利用について考えるきっかけとなったようでした。 ○受講生の声 ・本講座が、木についてもっと勉強し、活用していきたいと考えるきっかけとなった。 ・吉野の森林と木材のすばらしさ、そしてそれに関わる方々の強い想いを受け止め、自分にできることを考えていきたいと思った。 ・木を使いこなせる人材となれるよう、木や木造についてもっと勉強したいと強く感じた。 ・今はまだ勉強が足りないが、将来少しでも奈良の木に貢献できる人材になれればと思う。等