その昔、奈良は日本有数のイチゴ産地だった‼ 戦後、奈良県のイチゴ面積は1950年にわずか24haでしたが、1955年までの5年間に397haへと急増し、 1962年から1980年までの18年間、全国第3位の座を占める大産地となりました。 ピークとなる1972年には869haもの面積でイチゴが栽培されていました。 当時を振り返った一文を御紹介 1960年から1975年頃にかけては~中略~、青垣の山から眺望すると、イチゴのビニールハウス群が、大和盆地特有の霞がかった光のなかで一面の海波のように照り輝き、ひきもきらぬ他府県からの視察者たちの目を奪った。 眺めるうちに、日没とともに次々とハウスの電照*がはじまり夜景はまた別の風物詩となる。 ( 平成7年発行 奈良県農業試験場編 「大和の農業技術発展史 奈良県農業試験場百周年記念」より )
クリスマスにイチゴのケーキが食べられるのは奈良県のおかげ?? 本来いちごの旬は春ですが、クリスマスにも出荷できるよう技術革新がされました。その技術の多くは1965年頃から奈良県が開発したものです。 当時は、クリスマス需要で高い値段で取引される年内出荷を目指し、「年内にイチゴを株当り3個収穫してハワイへいこう」を合言葉に農家の中で技術導入が進みました。
アスカルビー 「アスカルビー」は奈良県が育成した イチゴ の品種です。水分が豊富で口に含んだ瞬間に果汁があふれるジューシーさが幅広い世代に親しまれています。「アスカルビー」の中でも、糖度や大きさなどの厳しい基準をクリアしたものは、奈良県プレミアムセレクトに認証されています。
古都華 「古都華」は奈良県が「いつ食べても美味しいイチゴ 」を目指して育成した品種です。糖度と酸味が高く、濃厚な味わいとフルーティーな甘い香りが特徴です。奈良県でしか栽培されておらず、まだ生産量も少ないので、希少価値が高いです。「古都華」の中でも、糖度や大きさなどの厳しい基準をクリアしたものは、奈良県プレミアムセレクトに認証されています。
珠姫 「珠姫」は奈良県が育成したイチゴ で、一番の特徴はそのサイズです。大きいものでは卵と同じくらいになり、ひとくちでは食べられないイチゴです。味は他のイチゴに比べると酸味が比較的少なく、さっぱりとした甘みが特徴です。
奈乃華 「奈乃華」は奈良のイチゴとして有名な品種、「古都華」を元に、奈良県で新たに育成されました。表面(果皮)が硬くてしっかりしているので、暖かい季節になっても日持ちが良いのが特徴です。味は糖度と酸度のバランスが良好です。 「奈乃華」のこともっと知りたい方はコチラ 奈良のいちご 奈乃華のプロフィール
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