平成25年10月、日本で7年ぶりにPEDが発生しました。当初限定した地域での発生でした
が、現在は各県で発生が相次ぎ平成26年4月14日現在、29県303農場において発生が確認さ
れています。
現在、奈良県内の養豚農場での発生はありませんが、本県としては下記のような対応を
実施しています。
1.これまでの対応
1)巡回指導の実施 平成25年10月~平成26年3月 15戸(延べ67回)
① 目視による臨床検査
② 飼養衛生管理基準の遵守状況確認(以下の点等)
・導入時の隔離観察 ・管理物品・車両の消毒
・農場への出入り制限 ・集合施設での消毒
・異常豚の隔離 ・異常の早期発見、早期通報
2)広報誌(家保便り)7回発行 発生状況の推移により平成25年11月から平成26年3月
上記指導内容の徹底、再確認
3)養豚講習会「豚のウイルス性下痢(PED等)について」講師:家畜保健衛生所職員
開催日:平成26年2月21日 参集者:養豚生産者、動薬販売業者、飼料会社
4)食肉センターでの車両消毒実施
2.今後の対応
1)モニタリング調査実施(血清抗体検査)
2)消毒薬配付
3)衛生管理状況の再確認と改善指導
※この疾病は、口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザ等の家畜伝染病の様に殺処分、埋却等
の防疫措置の対象疾病ではありません。また、本病は豚等の病気であり、人に感染するこ
とはありません。